1on1の局面で相手ディフェンスを横に大きく揺さぶる、クロスオーバーという技を知っていますか?
元NBAのレジェンド、「AI」ことアレン・アイバーソン選手が、バスケットボールの神様、マイケル・ジョーダン選手とのマッチアップで、自慢のクロスオーバーを武器に揺さぶりをかけてミドルジャンパーを決めた伝説のシーンは、今でも多くの人の目に焼き付いているはずです。
このテキストでは、クロスオーバーを習得するためのチュートリアルから、実践編までを解説します。
- クロスオーバーの基本的動作を習得できます
- 1on1でディフェンスを横に揺さぶり、縦にドライブできるスペースを生み出せます
クロスオーバーの初級スキル解説
まずは、以下の動画を参考にクロスオーバーのチュートリアルを確認していきましょう。
※要点部分のみ再生されます
【その1】フロントチェンジからポケット
足は開きすぎずに、ニュートラルな状態(どんな動きにも対応できる姿勢)で行ってください。
その場でフロントチェンジをします。ボールを受け取った手は「ポケット」してください。
※必ずしもフロントチェンジから行う必要はありませんが、初級編として最も難易度が低くなる方法で行っています。
ポケットの解説動画はコチラ
【その2】オープンステップを踏み込む
次に、ボールを保持している側の足を半歩ほど、ディフェンスの足の横のスペースに向けて踏み込みます。
【その3】フロントチェンジ
オープンステップした次の瞬間に、ボールはポケットしている状態からフロントチェンジします。
一気に振りぬくようなスピードで行うと相手ディフェンスにスティールを回避しやすくなり、次の動作にも素早く移ることができます。
【その4】クロスオーバーステップを踏む
最後は、ボールを保持していない側の足を、ボールを保持している側のスペースに踏み込む「クロスオーバーステップ」を行います。
できたかな?ひとつひとつの動作を行うタイミングが重要です。
なかなか難しいなぁ。動きのつなぎ合わせ次第で完成度が変わるね!
クロスオーバーの実戦スキル解説
それでは次に、実戦向けの練習方法をお伝えします。
※要点部分のみ再生されます
キレのあるクロスオーバーの鍵は「ドロップ」
相手ディフェンスは、自分のシリンダーの外へ足を差し出されると、「このままでは抜かれる」と脳が瞬時に反応します。この状況を作り出すために、オフェンスはスキップステップなどを用いて素早くドロップします。
スキップステップだけではなく、フローティングステップでもドロップの状態が作れるのでおススメです。
まとめ
クロスオーバーの初級編練習方法からおススメの実戦編までご紹介させていただきました。相手ディフェンスを横に大きく揺さぶることができた時の爽快感を是非味わって欲しいなと思います。
このテキストを参考にしていただき、クロスオーバーがあなたの必殺技のひとつになることを願っています。