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バスケットボールの試合中に起こる「ターンオーバー」を解説します

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バスケットボールをはじめ、スポーツの試合中には必ずミスが起きます。その中でプレイヤーは、ミスを極力減らし、自チームの戦術や戦況に応じて正確にプレーすることが求められます。

競技レベルが上がれば上がる程、それはシビアに求められ、評価の基準となります。

あなたは、バスケットボールにおける「ターンオーバー」をご存知でしょうか?このテキストでは、自チームに勝利を手繰り寄せるために知っておきたいターンオーバーの基礎知識を学びます。

  • ターンオーバーを減らしたい理由を学びます
  • ターンオーバーの具体的な事例を学びます
  • ターンオーバーを減らす方法を学びます

ターンオーバーを学ぼう

バスケットボールの試合中には様々なミスが起こります。その中で、「シュートを放つ前にオフェンスが起こしてしまうミス」のことを指し、攻撃権が相手ディフェンス側へ移ってしまう原因となるプレーのことを“ターンオーバー”と呼びます。

バスケットボールのオフェンスにおいて「シュートを放って攻撃を終える」ことは非常に大切です。オフェンスリバウンドを獲得できればさらにもう1度、試投のチャンスが生まれます。この場合、ディフェンスにリバウンドをとられてしまっても、ターンオーバーは記録されません。

しかし、シュートをせずに1回のオフェンスを終えてしまうと、ターンオーバーが記録されます。スコアブックでは、ターンオーバーは「TO」と記録されます。

ダイアくんとモンドちゃん
ダイアくんとモンドちゃん

なんでターンオーバーをしない方が良いの?

やまぐちコーチ
やまぐちコーチ

1回の攻撃でシュートできないと、「本来は得点できていたかもしれない2点」が消えます。そして、相手チームがターンオーバーしなければシュートを1本多く打てることになりますよね。

例えば、シュート確率が50%のチーム同士が戦ったとしましょう。一方のチームがターンオーバーせずに10回攻めた時、そのチームは「10点」を獲得できます。もう一方のチームが2回ターンオーバーを起こした時、そのチームは8回しかシュートを試投できず、「8点」しか獲得できないことになります。

お互いの競技レベルが均衡している程、ターンオーバーはまさに勝敗を左右するプレーになってしまうのです。

ダイアくんとモンドちゃん
ダイアくんとモンドちゃん

コーチ、ありがとう!

試合中はターンオーバーに気をつけてプレーすることが大切なんだね。

ターンオーバーの具体例

以下に、ターンオーバーを指すプレーを解説していきます。大きく分けると2つの状況があります。

デッドボール・ターンオーバー

主にバイオレーションなどによって試合が中断し、攻守交代が行われるプレーを「デッドボール・ターンオーバー」と呼びます。以下にその事例をみていきましょう。

トラベリング

トラベリングはデッドボール・ターンオーバーです。トラベリングについてのルール解説はこちらのテキストからご確認いただけます。

ダブルドリブル

ダブルドリブルもデッドボール・ターンオーバーです。ドリブル中に手のひらを裏返すことで起こるキャリー(オーバードリブル)にも注意が必要です。ダブルドリブルのルールも確認しておきましょう。

キックボール

オフェンス時のキックボールバイオレーションもデッドボール・ターンオーバーです。トラベリングやダブルドリブルに比べると発生率は低いですが、できる限り防ぎたいターンオーバーです。

アウトオブバウンズ

ボールを保持している選手がベースラインを踏むことによりコールされるラインクロスや、ボールがベースラインに触れる、または越えてコート外へ出てしまうことでコールされるアウトオブバウンズも、デッドボール・ターンオーバーです。

オーバータイム

3秒・5秒・8秒・24秒と、バスケットボールにはタイムバイオレーションがあります。オーバータイムはデッドボール・バイオレーションです。

※24秒バイオレーションのテキストや動画は現在制作中です。

バックコートバイオレーション

オフェンスプレイヤーがバックコートからフロントコートにボールを運ぶ際に、センターラインを一度越えてから、バックコートに再び戻ってしまうバックコートバイオレーションも、デッドボール・ターンオーバーです。

オフェンスファウル

相手ディフェンスに対して不当な接触を起こすなどで宣せられるオフェンスファウルは、デッドボール・バイオレーションです。

※オフェンスファウルのテキストや動画は現在制作中です。

ライブ・ターンオーバー

レフリーによって試合が中断されることなく、プレーが続行される時は「ライブ・ターンオーバー」と呼びます。ライブターンオーバーは、デッドボールターンオーバーよりも相手チームに得点される可能性が高く、試合の展開に大きく影響を与える可能性があります。

スティール

ドリブル中のボールを相手ディフェンスに奪われてしまうプレーをスティールと呼びます。スティールは他にも、パスカットや、ファンブル(キャッチミスなど)などによってボールを奪われてしまうプレーも該当します。

スティールのシチュエーションの多くは、アウトナンバー(ディフェンスの人数よりもオフェンスの人数の方が多い状況のこと)になってしまうので、得点される可能性が非常に高くなります。

ターンオーバーを減らすために

ターンオーバーの数は試合の中でできる限り減らしていきたいものです。ここでは、ターンオーバーをしないためにできる準備について解説して参ります。

個々のスキルアップ

ターンオーバーを減らすために最も大切なことは、バスケットボールの基礎技術を習得することです。また基礎を習慣化することです。

高いハンドリングスキルを身につける

あなたがボールを保持している時に起こりうる状況を予測し、それに対する高度なハンドリングテクニックを身につけておきましょう。ボールを受け取る(キャッチング)、ボールをつく(ドリブリング)、ボールを放す(パッシング)この3つの動作のハンドリングスキルを磨くことで、ターンオーバーは大幅に減らすことが可能です。

心を磨く

常に平常心でプレーすることはターンオーバーを減らす要因となります。試合中のプレッシャーに打ち勝つためのメンタルタフネスを手に入れましょう。

常日頃から試合を意識して、集中して練習に取り組みましょう。そして、あなた自身のプレーに対して自信を持ちましょう。ミスを恐れずにプレーし、ミスをしても前を向き、ポジティブにプレーし続けることが大切です。

チーム戦術のブラッシュアップ

ターンオーバーを減らすために大切なことは、個人のスキルだけではありません。バスケットボールはチームスポーツです。あなたが所属するチームでの戦術に磨きをかけましょう。

チーム間の共通認識

チームに理念やコンセプトがあるのであれば、チーム全員で共有しましょう。

また、チーム全員がひとりひとりの個性を尊重し、お互いを理解し、またチーム戦術を理解することで、試合中のターンオーバーを減らすことが可能です。

コミュニケーション

チーム間を円滑にし、共通認識を得るためには選手同士だけではなく、監督・コーチ・マネージャー・保護者など周りからのサポートも非常に大切です。

これを達成するためにはコミュニケーションが必要不可欠です。チームで意思疎通を図り、本来持っている力をすべて発揮できる環境づくりをしていきましょう。

まとめ

バスケットボールにおける勝敗に影響するプレー「ターンオーバー」を解説させていただきました。

バスケットボールをしている以上、ミスを0にすることは不可能です。しかし、あなたやあなたのチームの努力次第で不必要なターンオーバーを減らしていくことはできます。

このテキストを参考に、是非、意識されてみてはいかがでしょうか?

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