あなたは練習中にコーチから「ドリブルをもっと強くしてみよう」と言われたことがありますか?「がんばってドリブルしているつもりなんだけど…」と心の中でつぶやきながら、ただがむしゃらにドリブルをしていませんか?
このテキストでは、ドリブルを強くつくための体の使い方や姿勢について学んでいきます。
- ドリブルが強くつけるようになります
- ハンドリングスキルが向上します
- ボールキープ力が向上します
- 習得可能なスキルが増えます
ドリブルは体の〇〇〇を使ってつこう
その場でドリブルの練習をする際、ドリブルを強くつくために意識しておきたいポイントを動画を観ながら確認していきましょう。
パウンドドリブルでドリブル上達を目指そう
ドリブルを強くしようとすると、ついつい肘から下の腕の力を目一杯使ってしまう選手がいます。しかし、これでは本当に強いドリブルはつけません。
ポイントは、腕の筋肉だけではなく、背中の筋肉を使ってドリブルをすることです。特に広背筋という筋肉を意識して腕を動かすことで、背中の力が腕を伝って強力なドリブル=パウンドドリブルが可能になります。
また、床から跳ね返ってきたボールを手に吸い付けるように引き上げることで、次のドリブルも広背筋を使って強いドリブルができるだけではなく、ボールが手に触れている時間が長くなりますので、その間に次の動作を行うための余裕が生まれます。
姿勢を安定させよう
強いドリブルを突き続けるためには、正しい姿勢を保つことも大切です。ドリブルの練習中にボール側に体が傾いてしまったり、ドリブルの動き(上下運動)に対して体が一緒に動いてしまったりすれば、良い姿勢はキープできなくなってしまいます。
こちらの動画でも改めて良い姿勢の基本を確認しておきましょう。
トリプルスレットポジション
なぜ、ドリブルが弱いとダメなの?
強いドリブルが必要な理由を以下に3つ紹介します。
【その1】ファンブルしやすくなる
ドリブルが弱いと、ボールが手におさまる時の跳ね返りが弱く、強いドリブルの時に比べてハンドリングが難しくなってしまいます。ドリブル中のファンブルの原因になります。
【その2】スティールされやすくなる
試合では、ドリブルが弱い状態だと相手ディフェンスにスティールを狙われてしまいます。ボールが手からはなれて、戻ってくるまでの間の時間が長ければ長い程、スティールのチャンスが生まれてしまいます。
【その3】ドライブにキレが出ない
ドリブルが弱いと、ドライブにキレが出ません。鋭いドライブは、ボールを床に落とした瞬間の推進力でグンッと前に進むことができます。しかし、ボールが床へ跳ね返って手に戻ってくるまでの時間が遅くなってしまうと、その推進力は無くなり、スピードに乗ることができません。
ドリブルを強くつくことで習得できるスキル
ドリブルが強くつけるようになれば、ドリブル中に行う高度なスキルを習得することができます。代表的なものを紹介しておきます。
ポイントガードが試合で使えるロールターン3選
ロールターンは、ボールが手についている間にバックターンをする動作になるので、床から跳ね返ってきたボールがしっかりと手におさまっている必要があります。ドリブルが弱くなってしまうとコントロールが難しくなります。
パワーダウン&ドロップステップ
パワーダウンで相手ディフェンスを押し込む時は、強いドリブルと同時にコンタクトを試みます。このドリブルが弱くなってしまうと、相手を押し込む力も弱くなってしまいます。
パンチストップを使ったおススメ1on1スキル5選
パンチストップは、ドリブルを強くつくことで急なストップ動作を可能にしています。ドリブルが弱ければ、ボールは正しく手に跳ね返ってこなくなり、スキルとして成立しなくなってしまいます。
ここに紹介されているスキル以外にも、ドリブルが強くつけることで習得できるスキルはたくさんあります。
まとめ
ドリブルを強くつくために必要なことをお伝えいたしました。
大切なことは、強いドリブルをつき続けることです。小学生~中学生のうちから、強いドリブルをつくための身体の使い方や姿勢を習得しておきましょう。習慣化できればプレーの質が向上します。
ぜひ、たくさん練習してみてくださいね。