あなたが最も得意なシュートはなんですか?
レイアップシュート、フリースロー、ミドルシュート、3ポイント、ディープスリー…
今は近くのシュートしかできないけど、いつかは遠くから何本でも決められる選手になりたい。そう思って練習に励んでいる方は多いのでないでしょうか?
「千里の道も一歩から」という言葉があります。大きなことを成し遂げるには、手近なところから着実に始めていくことを意味しています。今はディープスリーをいとも簡単に決める選手も、最初はゴール下が決められないところから始めているのです。あなたのシュート確率は、近い距離から精度を上げていく必要があるのです。このテキストでは、すべてのシュートの基礎となる「ゴール下シュート」の精度を上げる方法を解説します。
ゴール下シュートの確率が上がる5つの方法
【その1】バックボードを使う
バスケットゴールには、リングとバックボードがあります。シュートは直接リングに入れる場合と、バックボードを使ってボールを壁に跳ね返らせて入れる場合があります。
45度(ゴールが斜めから見える場所)からシュートする場合、直接リングを狙っても良いのですが、バックボードを使うとシュート確率が上がります。これは、「狙う場所が明確になるから」です。正面からのシュートもバックボードを利用することはありますが、特に45度はおススメなので、次の動画を参考に練習してみてください。
【バスケ超初級】ゴール下45度シュートはここを狙おう!
※コーナー(ゴールを真横から見た場所「0度」とも呼ぶ)からのシュートはボードは使いません。
【その2】手首の関節、指の関節を使う
ボールをリリースする瞬間の、手首の関節や指の関節がこわばってしまうとボールは安定して飛びません。これは近距離のシュートだけではなく、すべてのシュートに当てはまります。
シューティングハンドをまっすぐにする練習
レイアップシュートの感覚をみがく練習
常日頃からドリブル練習、パス練習でも手首、指のボールリリースは関節を柔軟に使うことができるよう練習をしてくことで、シュート時も手首のスナップ、ボールを送り出す指先の感覚が良くなってきます。
【その3】定番ドリルをやり込む
ゴール下の練習方法の定番は、マイカンドリルです。こちらの動画をご覧ください。
マイカンドリル インサイドミート
マイカンドリル アウトサイドミート
マイカンドリル バックレイアップ
マイカンドリルフックシュート
定番ではありますが、間違いなくおススメです。最初はミート時のステップや、手首の使い方、目線やリズムなど難しいと感じると思いますが、やり込めば確実にゴール下のシュート確率が上がります。目標本数(連続何本イン)を決めて取り組んでみてください。
【その4】試合と同じ強度で練習する
ゴール下のシュートは、ドリル練習もありますが、他のスキル練習と一緒に登場することが多いのではないでしょうか?次の動画は、リバウンドの練習ではあるのですが、キャッチ後にゴール下シュートを決めるドリルです。
リバウンドからゴール下シュートを決めよう | 両手リバウンドシュート
リバウンドシチュエーションからのゴール下シュートになると、試合と同じ強度になるため難易度が少し上がります。このようなシチュエーションでも確実に決めるスキルを手に入れることで、試合でも安定して得点できるようになります。
また、次の動画のように1on1のスキルを身につける練習の時には、最後にゴール近くでシュートを打つことになります。
ロッカーモーション
このような練習の時、1on1のスキルに集中し過ぎて、シュートの際に力が抜けてしまったり、シュートを外したらそのままにしている選手は多いと思います。ここで、「試合と同じ強度でシュートへ行くこと」「シュートを外したら、すぐさまリバウンドをとって再度シュートする」など、試合で起こり得るシチュエーションをイメージしながら練習する選手は成長度合いが違うと思います。
【その5】イメージトレーニングを活用する
自主練できない環境や時間が無い場合には、イメージトレーニングを活用してみることをおススメします。リバウンドからゴール下シュートを決めるシーンや、相手を抜き去ってレイアップシュートに行くシーンなどを頭の中でイメージします。
理想のミート、シュートフォーム、ボールの軌道、ボールがネットを揺らした時の音、すべてをイメージの中で行います。人間の脳は、正しいことと間違ったことを判別することができないので、すべてのシュートが入るような良いイメージトレーニングを重ねることで、現実でのパフォーマンスが上がります。
是非、イメトレも活用されてみてください。
まとめ
ゴール下のシュート精度を上げるコツをお伝えしました。
近距離シュートから確実に成功率をあげて、少しずつあなたのシュートレンジが広がっていくことを願っています。最後までご覧いただきありがとうございました。