記事内にPRを含む場合があります

【バスケ】初級向けおすすめコーディネーションドリル6選

コーディネーショントレーニング
コーディネーショントレーニング練習メニュー
スポンサーリンク

バスケットボール初心者だけでなく、ミニバスや部活動などで日々練習に励む小学生から中学生の所謂「育成年代」において、将来的に飛躍できる選手へと育てるために、コーディネーションを活用した練習を多く取り入れることはとても大切です。

指導者はときに、目先の勝ち負けにこだわってしまうことがあります。しかし、選手の将来を真剣に考え、コーディネーション能力を適切な時期に適切に伸ばしてあげることができるコーチングは、その選手にとってかけがえのない“生涯の宝物”になる可能性があります。このテキストでは、初級向けのコーディネーションドリルをご紹介します。

コーディネーショントレーニングとは?

コーディネーショントレーニングは、身体の各部位や機能を連携させるためのトレーニング方法のことです。主にスポーツやフィットネスの分野で行われ、バランスや柔軟性、反応速度、正確性などを向上させる目的で行われます。
具体的なコーディネーショントレーニングの例としては、障害物を避けながらのダッシュや、複数の動作を同時に行うドリルなどがあります。コーディネーショントレーニングは、身体の基本的な能力を高めることにより、パフォーマンス向上やケガ予防に寄与するとされています。

コーディネーション能力とは?
  • リアクション(反応する能力)
  • ディファレンシング(力の強弱や変化をつける能力)
  • カップリング(複数の技術や動きを同時にする能力)
  • アダプタビリティ(状況に適応する能力)
  • バランス(体のバランスを保つ能力)
  • リズム(流れに沿う、変える、反して動く能力)
  • オリエンテーション(位置関係を把握する能力)

コーディネーションは、以上の7つの能力が連動したものです。育成年代である小学生から中学生までがコーディネーション能力を最も伸ばすことができるゴールデンエイジ期とされており、この時期に以上の能力を伸ばすトレーニングを実施することが大切です。

初級向けコーディネーションドリル6選

U12(12歳以下)向けのコーディネーションドリルをご紹介いたします。U15でもバスケットボール初級者は活用できるドリルです。

【その1】かえるびょ〜ん

両手でボールを地面に1度ドリブル(パワードリブル)したら、キャッチとほぼ同時に両足ジャンプします。かえるが飛び跳ねるように行ってください。「ボールをつく」→「ボールをキャッチする」→「ジャンプする」→「着地する」→「ボールをつく」このひとつひとつの動作の連動性が必要になります。

【その2】ボール止め

ボールを転がしたら、転がるボールを追いかけて先回りし、ボールを止めます。お尻で止めたり、足で止めたりなどバリエーションをもたせます。ボールをどのくらいの速さで転がせば良いのか?どのくらいの速さで走れば追い抜けるか?どのくらい追い抜けば、無事にボールをキャッチできるか?などのコーディネーション能力が問われる練習です。

【その3】ドリブルジャンプ(同時・交互)

最初に、両足ジャンプに合わせてドリブルを同時につきます。次に、ジャンプした時(自分の体が空中にある時)にボールが地面につくようにドリブルします。ボールと体がチグハグに動くため想像以上に難易度が高いトレーニングです。

【その4】ドロップキャッチ

ペアは両手でボールを持ち、プレイヤーの顔の前にボールを差し出します。プレイヤーはボールの上から両手をかざし、ボールがペアの手からはなれた瞬間に落ちていくボールをキャッチします。反応速度を上げるトレーニングです。

【その5】360°回転ジャンプ

ボールを両手で持ったまま、一回転ジャンプします。着地したら、反対側へ一回転ジャンプします。バランスを崩さずに何回ジャンプできるかチャレンジしましょう。着地後にシュートを打つという練習を行うこともおすすめです。

【その6】オフボール&オンボールサークル鬼ごっこ

コートのセンターサークルを使って行う鬼ごっこです。曲線上を走るというバスケットボール特有の動きで負荷がかかるので、フットワーク強化にも最適です。

おすすめの指導教材

日本バスケットボール協会が公式で出版されているこちらのDVDでは、育成年代に必要なコーディネーショントレーニングメニューが紹介されております。指導者の皆さまは是非ご購入をご検討ください。

良いトレーニングとは?

コーディネーショントレーニングにおける良い状態とは、「完璧にできていない状態を続けること」です。コーディネーショントレーニングは、あくまで「トレーニング」です。はじめから完璧にできてしまうのであれば、より難しいドリルにチャレンジしていくべきです。選手には、できそうで、できていない状態を続けさせてあげることで能力を効率的に最大限まで引き伸ばすことができると思います。

反対に、全くできない状態はあまり良くありません。なぜかと言えば、運動に対する苦手意識が育ってしまうからです。運動が好きになってもらうこと。「できた!!」という瞬間に出会わせてあげることで、次のチャレンジへの意欲が湧き出てきます。

選手それぞれに、最適なレベルのトレーニングを提供できるコーチングを目指しましょう。

まとめ

バスケットボール初級向けコーディネーショントレーニングをご紹介させていただきました。

あなたが子どもの頃、「昨日できなかったことが、今日になってできるようになっていた」という経験ありませんか?子どもはスポンジのような吸収力をもって様々なことを身に着けていきます。

そのような経験をより多くさせてあげるために、コーディネーショントレーニングは必須です。是非、日々の練習の中に取り入れてみてください。

アーティストとのコラボ商品が人気♪ballersmindのポケットショート
【バスケ】リバウンドとボックスアウトを練習しよう
試合中にリバウンドがとれない。オフェンスにリバウンドをとられてしまう。プレイヤーとしても、チームとしても、そのような悩みはありませんか? 実は、試合中のたった1本のリバウンドが勝敗に大きな影響を与えています。それはなぜでしょうか? このテキ…
出た?出てない?バスケットボールの「アウトオブバウンズ」を学ぼう
それぞれのスポーツには独自のルールが存在しています。バスケットボールのコートは縦28m×横15mの長方形で囲われており、幅5㎝のベースライン(サイドラインとエンドラインの総称)を割ることで「アウトオブバウンズ」となります。 このテキストでは…
バスケットボールの「ポジション」を学ぼう
ひとりひとりのプレイヤーが目まぐるしくコート上を走り回り、パスをつないだり、ドリブルで切り込んでシュートを決めるバスケットボール。その中で、コート上の5人が卓越したチームプレーを行うため、それぞれに「ポジション」が割り振られているのはご存知…
バスケットボールの試合中に起こる「ターンオーバー」を解説します
バスケットボールをはじめ、スポーツの試合中には必ずミスが起きます。その中でプレイヤーは、ミスを極力減らし、自チームの戦術や戦況に応じて正確にプレーすることが求められます。 競技レベルが上がれば上がる程、それはシビアに求められ、評価の基準とな…
シュート力強化!ラテラルフットワークでチャンスを作り出そう
あなたは日々のシュート練習をどのように行っていますか? 味方からパスを受けてシュートをするのも、ドリブルをした後にシュートをするのも、試合でのシチュエーションを意識して練習できれば効果を得られやすいと思います。 このテキストでは、相手ディフ…
タイトルとURLをコピーしました