ドリブルが手につかないことが多い。レイアップシュートをもっときれいに決めたい。指先が冷たくなりやすく、試合で思うようなシュートが打てない。など、指先の感覚に悩む選手は多いと思います。
このテキストでは、そんな悩みを解決に近づける練習メニューをご紹介します。
- 練習や試合の前に行うと効果的です
- ボールがあれば、いつでも、どこでもできる練習メニューです
- 指先への神経伝達を促します
ボールティップ
この練習は、ドリブル、パス、シュートすべてにおいてボールを放す起点となる「パッド」の感覚をきたえる練習です。パッドとは、第一関節の指の腹を指します。親指から小指まで、10本の指でボールをコントロールできるように神経を伝達させていくために大切なドリルです。
こちらの動画で練習メニューを確認していきましょう♪
指先の感覚をきたえる「ボールティップ」
ボールティップは、指の腹でボールを細かく弾くことで指の先まで血流を促進し、指先の神経を活性化させ、よりきめ細やかなハンドリングが可能になるドリルです。
ポイントその1
パッドとボールの距離はできるだけ縮めて、細かく強く弾きましょう。また、バリエーションとして細かくティップしたり、少し休憩するように右手と左手をゆっくり行き来するようにしても良いです。
ポイントその2
ボールが逃げないように手を広げてコントロールしましょう。
冬場は指先がかじかんで、ドリブルやパス、シュートがうまくできないことがあります。
私も実は同じなので、気持ちが良くわかります。
試合は“準備”がとても大切です。ウォームアップの内容でその日の結果が変わるといっても過言ではありません。ボールティップは準備の1つとしてぜひ取り入れてほしいです。
これならチーム練習以外の空き時間でもできそう♪
そうですね!いつでも、どこでもボール1つあればできますが、ボールティップしながらスキップ競争するなど、練習に工夫を入れていくとより楽しく取り組むことができます。
友達と一緒にやれば、もっと楽しくなるってことだね♪
まとめ
バスケットボールは指の先までプレーの質に影響する、とても繊細なスポーツです。右手から左手へ、選手から選手へ、選手からリングへボールは繋がっていきます。
指先のブレが生じると、これらのプレーにズレが伝播してスコアできなかったり、ミスにつながったりします。ボールを、上手にあつかえるようになるため非常に大切な基礎練習です。
いつもの練習や試合のウォーミングアップに取り入れて、習慣にできるように練習されてみてください。