枕はシュートだけではなく、アシストにも大きな影響を与えます。
それはなぜか。
結論から言うと「首の緊張により可動域に影響を与えるから」です。
皆さんストレッチはすると思いますが、
意外と見落としがちなのが首のストレッチです。
首の可動域が狭かったり筋緊張がある状態だと、
視野が狭くなります。
特にポイントカードは、常に周りを見ながらコート全体を見てボールを運び、
かつ指示を出さなければならないですし、点を取られた直後のスローイン時、
前方を走っている選手を確認してからボールをもらってすぐさまロングパスを出すシチュエーションなど、
とにかくポイントカードは首を動かすことが多いポジションです。
また、頸椎(けいつい)の動きが悪いと、
胸椎(きょうつい)や肩甲骨(けんこうこつ)の動きも連動して悪くなります。
つまり、シュートを打つ際にぎこちないシュートフォームになってしまいます。
以上のことから、首の可動域を良い状態にしておくことは、
シュートやアシストに影響を及ぼすわけです。
そこで出てくるのが「合っていない枕」または「枕の使い方を間違えている」という問題です。
意外と多いのが、
枕に頭を乗せているけど首が浮いているような使い方をしてしまっている人です。
図1右
これだと、
浮いている部分に重力がかかって筋緊張を起こします。
寝違えることがたまにある人はこの可能性もあります。
枕と肩に隙間をつくらないようにすることが重要です。
図1左
せっかく自分に合わせて作った枕も、
使い方次第では台無しになります。
まずは今晩いつも通りに枕に頭を置いてみてください。
手で隙間がないかチェックしてみましょう。
「あ、隙間ある!」
という人は今日から直しましょう。
そもそも合っていない枕を使っている場合は、
きちんと測定して良い枕を用意することを推奨します。
■体圧分散性が高いか
マットレスでよく聞く体圧分散ですが、枕にも必要とされています。
頭も一か所に重心がかかりすぎることで、頭の筋肉の緊張や血流障害などを引き起こします。
■通気性(吸湿・放湿)が高いか
頭は蒸れやすく汗もかきます。
通気性が悪いと熱がこもったり湿気による不快感などにも繋がります。
■寝返りが打ちやすいか
柔らかくてフワフワな枕は気持ちよさはあっても、寝返りを打つのには適していません。
ある程度硬さがあって寝返りを支える強度の枕を選びましょう。
■横向き寝が楽か
睡眠中の呼吸を深めるために横向き寝は重要です。
仰向け時の寝心地だけで枕を選んでしまうと、正しい横向き寝姿勢が保てなくなります。
■仰向け時に呼吸のしやすい角度(約15度)になっているか?
図のように、横から見た時の角度が15度程度上がっているのが理想です。
低すぎたり高すぎたりすると呼吸を妨げる原因になります。
■衛生的で、洗濯が可能か
前述のとおり、蒸れやすいため、小まめに洗えることが理想です。
難しい場合は枕カバーを小まめに換えるなど工夫を。
■へたってきた際に、メンテナンスが可能か
高額な枕であっても物理的にへたらないことはありえません。
そのときにしっかりメンテナンスが可能なお店やメーカーの物が安心です。
以上に気を付けてまくらを選ぶようにしましょう。
前回のマットレスでは腰痛との関係性を書きました。
枕は首や肩に大きく影響します。
このように、寝具が与えるパフォーマンスへの影響は、
脳だけではなく、物理的身体的な影響もとても大きいため、
安いものを選ぶのではなく、多少値が張っても良いものを選ぶことを推奨しております。
「どこでも寝れる」というのは、
睡眠へのこだわりが薄いだけであり、上質な睡眠がとれているというわけではありません。
子どもたちがこれからうまくなっていくためにも、
そして健康で長生きするためにも、
睡眠への投資は欠かせないものだと捉えるようにしましょう。
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