こんにちは!
やまぐちコーチです。
先日はB.LEAGUE、大阪エヴェッサの運営会社様が主催する
エヴェッサカップに参加してきました。
ダイアモンドバスケットボールスクールは、フレンドリーリーグという
バスケ初級・中級向けのリーグに参戦。
リーグを戦って、1位〜3位までを決定し、
他リーグの同位チームと順位決定戦をするレギュレーションでした。
6年生を中心にした16名の選手たちが参加してくれました。
このような大会の場合、
指導者として「大会を通じて何を感じてもらうか?」
どこにフォーカスして成長を促していくか?
というテーマがあって悩みどころではあるのですが・・
大会のレギュレーション、他の参加チーム、
当日の参加人数・・
このあたりのバランスを見ながら
今回はチームビルディングの部分にフォーカスしてもらうことにしました。
集まった16人は、普段から別の会場で練習しているメンバー。
当日の朝まで名前さえ知らないメンバーと一緒にバスケをすることになります。
これと似た状況と言えば、
選抜選考会、トライアウトです。
自分の良いところを短い時間で100%出し切るために
初めてバスケするメンバーでも意思疎通させ、
ナイスプレーを完成させなければなりません。
経験したことのある方はわかると思いますが、これって本当に難しいですよね。
当日の試合数は3試合。
5分×4Qで1試合なので、チャンスは5分×12本。
16人を3チームに分けた上で、
試合の状況や相手メンバー、戦術等に応じてメンバーを入れ替えることなく、
敢えて決められた順番で出場してもらいました。
この時点で、この大会の目的がチャンピオンシップを獲りに行くことではなく
3チームによるコンテストで輝くことになります。
1試合目は、お互いに名前を覚えたくらいの状態。
それでも中盤までは互角の戦いを演じることができましたが、
終盤に放されてしまいました。
その後のミーティングで、
改めてチームでのコミュニケーションをしてもらいました。
チームの目標(何を頑張るのか?)を作ったり、キャプテンや役割を決めたり、
お互いの得意なプレーや、やりたいプレーのことを話し合ったり。
結果、2試合目ではチームプレーも目立ち始め、結果も良好でした。
それでも、決めた目標を達成できていなかったり、
自分から積極的に仲間に話しかけられる選手もいれば
あまり意見を言えない選手もいます。
それはそれで個性ですが、
バスケットボールをする上では(良いチームを目指す上で)
自分の考えていることを伝えたり、相手が何をしたいのか汲み取ったり、
良いプレーができたときは喜びを共有して、
そうでない時は、お互いに助け合い、
チームを作っていく必要があると思います。
3試合目は大差で破れてしまいましたが、
大会を通じてこの経験値を高められるのは本当に有り難いですね。
勝った負けたに拘ることも大切ですが
コンテストに参加したメンバーにとって
この大会で「最強」ではなく「最高」のチームを目指して戦うことが
今後につながってくるのかなと思っています。
※太線のフレーズはけんいちコーチが最後のミーティングで言っていたことです(笑)
1日参加して1選手のプレータイムが最大で20分というのは
やりたりなさが残ってしまうかもしれません。
5年生はプレータイムが短くなってしまいました。
でも、短い時間で自分をアピールしなければならない状況は
バスケットボールをしていれば必ず出会います。
短い時間で100%の力を出し切るための準備をしていかなければなりませんね。
バスケットボールは、短い試合時間の中で
「成功」と「失敗」を多く繰り返すスポーツだと思います。
たった20分でも、その中で多くの成功や失敗があったはずです。
「失敗は成功のもと」という言葉があるように
失敗した時にその「種」を捨てるか、土に埋めるかによって
成功という新たな果実を実らせることができると思います。
成功したことも、失敗したことも
すべて覚えている人はいませんが、
経験値は1以上の数値で確実に上がっています。
1歩1歩・・
その積み重ねの先に、人としての成長があると信じています。
選手によって成長にかかる時間が違います。
指導者としては、より多くの経験を積んでもらい、
選手が自分で気がついたり、自分から行動するようになるのを
じっと待つことが大切だと思います。
※写真はイメージです。
今回の大会はそんなことを感じていました。
それにしても・・
やっぱり負けは悔しいなぁー。(笑)
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