diamond | バスケットボールを遊びつくそう
今よりもっと、1on1に強くなりたい。1on1の技のバリエーションを増やしたい。相手ディフェンスを置き去りにしたい。バスケをしていれば、そのように感じているプレイヤーは多いと思います。
このテキストでは、そんなあなたにおススメの1on1スキル「シミージャブ」をご紹介いたします。
シミー(shimmy)は、1920年代に流行したジャズ・ダンスで、体は直立したまま両方の腕をやや外側に開き、両肩を前後交互に揺らす動きのことを指します。
バスケットボールにおけるシミージャブは、この動きからインスパイアされた1on1スキルです。
ジャブステップを踏んだ際に保持しているボールを左右に揺さぶることで相手ディフェンスに一瞬の迷いを生じさせ、そのスキを出し抜いていく1on1のテクニックです。
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シミージャブを習得するために、動画とテキストを参考に練習していきましょう。
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オープンスタンスでジャブステップを踏みます。
保持しているボールは、フリーフット側に動かしましょう。
手順1でフリーフット側に動かしたボールを、ピボットフット側に動かします。
ボールを軸足側に一瞬戻して、次の瞬間にまたフリーフット側に動かしてドライブを仕掛けます。
レベルの高いディフェンスが、シミージャブを予測してくる可能性もあります。
その場合は、瞬時にクロスオーバーで逆をついていきましょう。
もう一度、シミージャブ実践編で確認していきましょう。
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相手ディフェンスは、オフェンスの攻撃をある程度予測しています。
オープンスタンスのジャブステップをフェイントとして、その後にクロスステップのドライブを仕掛けてくる可能性がある・・・という具合です。
ところが、シミージャブはその見立てを裏切ります。クロスステップ側にドライブとみせかけ、次の瞬間にはオープンステップドライブを仕掛けるので、予測の裏をかくことができるのです。
うまくいけば、ディフェンスの重心が「ドライブ方向と逆に乗ってしまう」ため、ディフェンスをフリーズさせる(1歩も動けない状態をつくる)ことも可能になります。
一瞬で相手ディフェンスを置き去りにする1on1スキル「シミージャブ」をご紹介いたしました。ボディコントロールとボールハンドリングの連動が非常に難しいスキルではありますが、難易度の高いドリブルスキルは必要なく、シンプルに相手を出し抜ける技だと思います。
ぜひ参考にしていただき、練習されてみてください。