diamond | バスケットボールを遊びつくそう
「うちのチーム、1on1ばっかりなんだよなぁ…」そんなお悩みを抱えている方、いらっしゃいませんか?
育成年代と言われる小学生~中学生の期間は、1on1のスキル強化が非常に大切です。と言っても、高校に進学したと同時に一気にスクリーンプレー主体のチームオフェンスへとスタイルが変化した時に、対応しきれなくなってしまうのでは?という不安もあります。
スキルクエストとしても、基礎技術や1on1スキルをきちんと強化しつつ、チームオフェンスを学ぶことが必要かと考えています。
このテキストでは、オフェンスプレイヤー2人で相手ディフェンスを攻略する「ハンドオフ」という戦術について5つの攻略法をご紹介いたします。
ハンドオフとは、「手渡し」を意味する英語であり、IT業界でもデバイス毎に作業を引き継ぐことができる機能の名称などに用いられています。
アメリカンフットボール(アメフト)では、クウォーターバックが他のバックの選手にボールを直接手渡しするプレーを指し、ラグビーではボールを持った選手がタックルに来た選手を手でつきはなす反則行為とされています。
バスケットボールでは、ボールを持ったプレイヤーが他のオフェンスプレイヤー(レシーバー)に手渡しでパスをするプレーのことを指します。オフェンス同士が近づいて手渡しパスをすることで、ディフェンスのズレを作り出すことができます。
それでは、ハンドオフからの戦術を5つご紹介して参ります。動画とテキストで確認していきましょう。
※動画内の「実践編」部分と以下のテキストを照らし合わせながらご覧ください
ハンドオフに対して相手ディフェンスが次のドライブを警戒し、先回りしてきたディフェンスに対して逆のコースをついていくスキルが「リジェクト」です。
レシーバーはボールを受け取る際にディフェンスの動きをよく確認しましょう。
ハンドオフを警戒したレシーバーのディフェンスがインラインから外れた瞬間、ゴールラインをついてバックカットするスキルです。
こちらも、レシーバーがディフェンスの動きをよく見ておくことによって可能なカッティングです。
ハンドオフの直後に、オフボールマンがスクリーンをかけます。そこからゴールに向かってダイブすることでピック&ロールのスクリーンプレーにつなげることができます。
ドリブラーはレシーバーのディフェンスに向かって動くことでスクリーンをかけやすくなります。
ハンドオフで最も基本的なプレーです。手渡しパスをした瞬間にディフェンスが交錯し、レシーバーがドライブできる隙間(ズレ)ができます。一気にドライブしてスコアしてしまいましょう。
ハンドオフの直前でパスフェイクを入れます。ディフェンスはオフボールマンにボールが渡ると先読みしているので、パスをせずにそのままドリブルを続けます。ズレができたらショットを狙います。
ハンドオフから展開できるチームオフェンス戦略を5つご紹介させていただきました。
ディフェンスの反応によってシュート、ドライブ、パスを選択する必要があるので、プレイヤーの判断力を養う事ができる2on2のスキルです。ぜひ参考にされてみてくださいね。