一般社団法人バスケットボール推進会は、バスケットボールを通じた社会貢献活動の一環として、日本赤十字社・大阪府赤十字血液センターの献血サポーター参加企業・団体として登録させていただいております。

スクール活動、サークル活動、大会運営などを通じて一人でも多くの方に献血を知っていただき、協力していただけるよう努めてまりいます。
献血したこと、ありますか?
皆さんは「献血」をしたことがありますか?献血は、病気の治療や手術などで輸血を必要としている患者さんの命を救うために、健康な人が自らの血液を無償で提供するボランティア活動です。
筆者は高校生の時にはじめて採血して、これまでに30回以上協力させていただきました。
一人でも多くの方に献血とは何かと知っていただき、理解を深めていただくために記事を書いておりますので是非このまま読み進めていただきたく思います。
献血は何歳からできる?
献血は16歳からでき、健康な方であれば69歳まで協力することができます。
※65歳以上の献血は、60歳~64歳の間に献血をされた方のみが対象となります。
献血の種類
献血の内容は、200ml献血・400ml献血・成分献血と種類が分かれております。
400ml献血であれば、男性は3か月に1回、女性は4か月に1回ペースで採血可能です。
献血の所要時間
200ml献血・400ml献血であれば、10分から15分程度です。
成分献血は体重などに応じて最大600mlまで採血するので所要時間は40分から90分程度になります。
献血できる人・できない人
献血を受けられるか、受けられないかは、当日の検査で決まります。
問診、体重測定、体温測定、血圧測定、ヘモグロビン濃度測定、血液型事前検査など、採血までに様々な検診を受け、すべて基準を満たすことができれば採血が可能になります。

※日本赤十字社の公式サイト「献血基準」から引用
献血会場の様子
献血会場では、スタッフの皆さんが最初から最後まで親切に案内してくれます。
荷物や衣類は無料ロッカーに預けることができますので安心です。
会場に設置された自販機のドリンクは無料で何杯でも飲むことができます。献血による副作用を防ぐため、事前にコップ3~4杯ほどの水分を補給する必要があるからです。成分献血では5~6杯程が推奨されています。
会場によってはコミック漫画が設置されており、休憩時間や採血中など自由に読むことができます。採血台にはテレビも設置されており、快適に過ごすことができます。
また、献血Web会員サービス「ラブラッド」に登録すれば、Webやアプリでの献血予約が可能になるだけではなく、ポイントをためて記念品と交換することもできます。
ラブラッドに登録すれば、病院側も献血の予約状況(採血できる量)を把握できるので、輸血が必要な患者様にも安定的に血液を届けることができるみたいですね。
ラブラッドアプリのダウンロードはコチラから

※日本赤十字社の公式サイト「献血Web会員サービス「ラブラッド」」から引用
輸血した血液は、どんな使われ方をしている?
採血された血液は、どのように使われているかご存知ですか?
「事故で輸血が必要な人のため?」と想像される方が多いのですが、怪我での輸血で利用するのは全体の2.4%しかありません。最も多く用いられるのは、「がん患者の治療」(35.1%)
皆さんの身近な人で、がんになってしまった方はいらっしゃいますか?
がんは、自分で血液を作れなくなってしまう病気です。治療期間は常に輸血が必要な状況です。現在、人工的に血液を作り出す方法はありません。健康な方からの血液の提供がとても重要なのです。
また、人間の血液からしか作れない治療薬があるそうで、そちらにも役立てられているそうです。
命をつなぐ、活動を。
筆者は、小中学校を共にした同級生が30歳の時に胃がんで亡くなるという経験をしました。また、以前の職場の先輩は、37歳の時にがんとの闘病を終えました。私の周りだけで2人も、しかもこんなにも若い方が、がんで亡くなっています。
何とも言えないような悲しい気持ちと、命のはかなさを知りました。
勝てる可能性は少なくても、でも、自身の未来を少しでも明るく照らすために、闘病中の方々はその一心で戦う。
健康で何不自由なく生きている私たちにできることは?
少しでいいから、あなたの元気を分けてください。献血は、人の命をつなぐ活動です。
自分の血が、誰に使われるかはわかりません。でも、自分の血で、人の命を救えるのです。闘っている人に、元気をあげられるのです。
献血は、”誰かのヒーローになれる”
そんな活動なのです。
さあ、献血に行こう!!

一般社団法人バスケットボール推進会
代表理事 山口 貴久
