スポーツの「技術」と直接関わる栄養素

こんにちは。

バスケットボール推進会です。

 

今日は普段から激しいスポーツに取り組む選手たちが

知っておかなければならない

栄養に関する内容をお贈り致します。

 

みなさんは普段の食事から

自分の取り組んでいる競技に必要な栄養素を考えていますか?

現役で頑張っている選手たちには

練習内容だけではなく、

普段から「何を食べているか?」というのは思っている以上に大切です。

 

スポーツ選手にとって大切な栄養素、

「鉄分」は、五大栄養素のひとつであるミネラルに分類されるもので、

血液に存在しており、

主な役割は酸素を身体中の細胞に送り届けることです。

 

この鉄分が不足することによって起こる症状として

動体視力の低下があります。

 

鉄不足になることで、酸素を身体中の細胞に届ける能力が低下します。

これにより脳や目の機能が低下した結果、

動体視力の低下に繋がります。

 

試合中にパスが飛んで来た時、

素早く反応してキャッチしなければプレーは成功しません。

しかし、鉄分の不足によりミスに繋がる場合があるのです。

 

つまり、栄養素の中でスキルの部分に唯一関わるものが鉄なのです。

 

鉄は栄養素の中でも吸収率の悪い栄養素になります。

腸内での吸収率は摂った鉄の15%程度と言われており、

特に植物性食品(大豆やつまみ菜、サラダ菜など)に多く含まれる

非ヘム鉄というものは5%程度とも言われています。

 

鉄を摂るのであれば、

非ヘム鉄よりも吸収効率の良いヘム鉄を多く含む動物性食品(赤身の肉、青魚など)をオススメします。

とはいえ、植物性食品は他の栄養素も豊富に含んでいるため、

摂らなくても良いというわけではありません。

 

吸収率の悪い鉄ですが、吸収を手助けしてくれる栄養素もあります。

それは、柑橘系のフルーツやじゃがいもなどに豊富に含まれているビタミンCや、レバーや人参に多く含まれるビタミンAです。

これらとともに鉄を摂ることで吸収効率を上げてくれます。

 

反対に鉄の吸収を邪魔してしまう栄養素や食品もあります。

それはカルシウム、大豆たんぱく、アルコール、卵、フィチン酸、ポリフェノールと言われています。

 

このように意外とたくさんあり、

普通に食事をしていれば必ずといってよいぐらい取り入れているものです。

鉄の吸収が邪魔されてしまうことをできる限り抑えるとすれば、

食事中や食後すぐに緑茶や紅茶、牛乳、アルコールを含む飲料などを飲むことを控えるようにし、

吸収を邪魔する栄養素を鉄の摂取タイミングとずらすとよいかと思います。

 

それぞれの食品は目的によってメリットが大きくなったり、

デメリットが大きくなったりするので、

お近くにスポーツ栄養に長けた栄養士がいればアドバイスを求めると

効果的に成果を上げられるかと思います。

 

それでは今日は、このへんで。

バスケットボールを、もっと身近に。