こんにちは!
バスケットボール推進会の山口です。
新型コロナウィルスの影響による緊急事態宣言の発令、
及び休業要請の対象に体育館、スポーツクラブの名が挙がったことを受けて
当社が運営するすべてのスクールを休校させることになりました。
再開の目処は今のところたっておりませんが、
状況を見ながら各施設様と協議の上で判断していきたいと思っております。
この判断に至るまで、様々な葛藤がありました。
プレーしたい選手がいること。
プレーさせたい保護者様がいること。
指導することで生計を立てるコーチがいること。
家にいることが果たして正解なのか?
出来る限りの日常生活をするべきではないのか?
3月はこの葛藤に苦しみましたが、
4月に入り、その状況も変わってきました。
しかし、それでも休校に踏み切れない会場もありました。
それは、上に挙げた状況があるからです。
使用料で売上げを立てる、私たちに場所を提供してくれている施設。
使用されなければもちろん赤字で、
その先に待ち受けているものが何かというのは容易に想像できます。
国からの補償は、休業要請が出た今になって、何も無い施設もあります。
それでも、閉めなければならないという施設管理者としての判断は
非常に難しい。
会場が開いている限りは続けよう、そう決めた会場では
政府のガイドラインに従って、手洗い、うがい、消毒、
練習メニューもいつもより接触を避ける、
練習が終わればすぐに手洗い、うがい、消毒。
いつまでこの状況が続くのかわからない。
とにかく判断が難しい中、まだ先のわからないことに答えを出せずにいました。
事業をスタートさせてたったの5年間ですが、
魂込めてやってきて築いたものが
こんなことで崩れ去ることだけはしたくない。
あのディズニーワールドでさえ、
ついに従業員の解雇が5万人規模で決まりました。
会社は収入が無くなれば、後は出ていくお金ばかり。
そこに待っているのはもちろん「倒産」です。
絶対、これだけはしてはならない。
ただ、もっと絶対なのは
「自分の命」「家族の命」「人の命」が最優先だということ。
これまで築いたものが、0に近い数字へ戻ってしまったとしても
たとえマイナスになってしまったとしても
「人の命」に代えられるものは無い。
このバランスを3月からずっと考え続けた結果
今、このタイミングで全校休校を判断しました。
遅い
そう言われても仕方ないです。
でも、国も政府も政治家も
みんな慎重だし、考えに考え抜いて答えを出しているのです。
だから
政府の判断にいちいちSNSで反応している時間があるなら、
誰かの考えに考え抜いた判断にいちいち落胆している暇があるなら
もう次を見て動くべきなのです。
誰もがOKを出してくれるわけがない。
これは判断する立場にある人は誰でもわかっていることです。
それでも今は、一丸となって前を向いて進むしかないと思います。
もしかしたら、この事業形態では継続がすでに難しいのかもしれない。
新型コロナウィルスの次は、南海トラフ大地震だって待ち構えています。
それでも、私たちは自らが愛するバスケットボールの普及というテーマに対して
決して屈せず、貫いていくつもりです。
そのために必要な判断を、今月、そして来月、再来月としていかなければならない。
応援してくれている皆さまには、本当にご迷惑をお掛けしております。
包み隠さず、今の心境をここへ綴っておきます。
また皆さんにお会いできるのを、楽しみにしております。
一般社団法人バスケットボール推進会
代表理事 山口貴久
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