こんにちは!
ダイアモンドバスケットボールスクールです。
当スクール代表の山口コーチは、2月末~3月頭にかけて
アメリカへバスケットボール研修に行ってきました。
日本でスクール事業をしている身において、
経営、運営のヒントとなるものを見つけるべく、
また、海外事業も視野に入れての視察となりました。
日本とアメリカ、たくさんの方のご協力を得て、
1週間で中、5日間をアメリカで過ごさせて頂きました。
記事を4つに分けてレポートさせて頂きます。
今回はテネシー州のメンフィスへ行きました。
こちらは乗り換え地点のミネアポリス。
なんと-18℃で吐く息がタバコをふかしているようでした。
そこから更に飛ぶこと2時間。
メンフィスに到着。
初日は到着が夜になったため、
メンフィス・グリズリーズ vs ロサンゼルス・レイカーズの試合を観戦。
初の生NBAの会場、演出、そして選手たちに圧倒されました。
次の日は、
幼児から高校まで一貫の学校施設
ロザンヌ・カレジエイトスクールを視察。
現役で活躍するNBA選手も輩出している、エリート校です。
現在は移籍していますが、マーク・ガソル選手
キャメロン・ペイン選手
ここでは、体育の授業見学をさせて頂きました。
生徒の中にはクラブに入っている選手もいて、体格もスキルも素晴らしい選手がいたのですが
それよりも驚いたのは
体育レベルで、日本の専門スクールレベルの練習内容を実施しているところと、生徒たちの真剣な取り組み姿勢でした。
特に、先生が「話を聞きなさい」とか、「一生懸命やろう」とか
言っているわけではありません。
それでも、真剣な眼差しで取組んでいる生徒たちには感心しました。
授業の後、先生方とゆっくりお話させて頂く時間がありました。
日本にある国際学校もそうですが
アメリカの学校はおよそ3ヵ月ごとに取組むスポーツが変わります。
1つの競技に絞らずに色々なスポーツを経験します。
1年間ずっとバスケットボールをしたい場合は、
AAU(アマチュア・アスレチック・ユニオン)というクラブチーム組織に所属するそうです。
学校の教育方針としては
幼少期~13歳頃までは
「良質なライフサイクルを学ぶ」期間であるとし
睡眠、食事、勉強、運動、そして親と過ごす時間。
これらの良いバランス習慣を身に付ける期間だと仰っていました。
日本の小中学生は、学校のチームで
朝練、昼練、夜練と年中合宿をしているような環境もあります。
過度の練習で故障に苦しむ選手がいたり、
蓄積される疲労と指導者からの強制によって、
その競技自体への愛情が無くなってしまう選手もいるかと思います。
特別、面白いメニューに取組んでいるわけではなかった
その体育の授業に、生徒たちが真剣な眼差しで
決して手を抜かずに取り組んでいたのは
このような教育方針が背景にあるからだと思いました。
AAUは、自分に合うコーチ、自分に合うチームを選べるそうなので
監督やコーチと合わない。などという問題もクリア。
良い選手が育つ環境がアメリカにはありました。
これは、学校内にあるトレーニング室でしたが、
ここに入ってトレーニングできるのは14歳から。
生徒たちはその頃までに、自分は何のスポーツが一番好きで、
一番打ち込むことができるか?という答えを出すそうです。
「自分で決める」というところに
成長のポイントがありそうですね!
バスケットボールの先生方と写真撮影をさせて頂きました。
続きは
「アメリカ研修レポート その②」で綴ります。
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