diamond | バスケットボールを遊びつくそう
バスケットボールをプレーする上で、基本的なルールを把握しておくことは大切です。レベルが上がれば上がる程、指導者だけではなく、選手自身がルールを熟知していることは重要になります。
審判(レフェリー)は試合中、ルール違反が起きないように常にコートを動きながら見守っていますが、ホイッスルを鳴らした(コールした)ときは、「何についてコールしたのか?」を“シグナル”によって明確にしています。
このテキストでは、審判の基本的なシグナルを学びます。バスケ初級者のプレイヤーの皆さま、指導者の皆さまはぜひ参考になさってください。
試合中に審判がコールした際は、その場で腕を高く上に挙げ、以下の2種類のいずれかのシグナルを示します。
笛を吹きながら腕を挙げ「パー」を出した時は、試合時間(ゲームクロック・ショットクロックを含む)を止めるシグナルになります。
トラベリングやダブルドリブル、オーバータイムなどのバイオレーションやアウトオブバウンズなど、ファウル以外で時間を止めるためにコールする際にはこのシグナルが用いられます。
笛を吹きながら腕を挙げ「グー」を出した時は、パーソナルファウルが起きた時のシグナルになります。(いずれも試合時間は止まります)
以下のジャッジに対して、それぞれの審判シグナルの内容と手順を動画とテキストで確認していきましょう。
ダブルドリブルが起こった時、審判は次の順番でシグナルを行います。
トラベリングが起こった時、審判は次の順番でシグナルを行います。
3秒バイオレーションが起こった時、審判は次の順番でシグナルを行います。
アウトオブバウンズが起こった時、審判は次の順番でシグナルを行います。
アウトオブバウンズには、それを示すシグナルが存在しません。ただ、何が起こったのか分かりやすくするために審判はジェスチャーを入れることが多いです。
プッシングが起こった時、審判は次の順番でシグナルを行います。
パーソナルファウルは、テーブルオフィシャルズへの伝達が必須となります。必要であれば、シグナルだけではなく声も出して伝えると間違いが減りますのでおススメです。
例:審判「青23番!プッシング!白ボール!」
ブロッキングが起こった時、審判は次の順番でシグナルを行います。
オフェンスチャージングが起こった時、審判は次の順番でシグナルを行います。
アンスポーツマンライクファウルが起こった時、審判は次の順番でシグナルを行います。
テクニカルファウルやアンスポーツマンライクファウルはチームや個人にファウルが加算されるだけではなく、相手チームにフリースローが与えられます。そのため、最後のシグナルはフリースローの本数を示します。
バスケットボールの審判が示すシグナルについて解説させていただきました。
ルールの基本と、審判シグナルの基本を覚えて、正しくプレーできるようにしていきましょう。